学科試験合格後の実技試験の話です。学科試験終了後に、実技試験のアポイントをとり、同時に地図をもらいました。
アメリカでは、実技試験でマイカーを使います。
もらった地図は、実技試験に使う車を停める場所を書いたものでした。試験場にもよるのでしょうが、この駐車場の位置がかなり分かりづらかったです。
オフィスで申し込み
試験当日、車を駐車場に停め、オフィスで手続きをしました。
先日、視力検査と学科試験を受けたところで、国際免許・日本の運転免許・車の登録・保険が確認されます。英語だと、
Let me see the proof of insurance and vehicle registration documents (papers).
書類をくまなくチェックされました。問題なかったようで、「車に戻って」、「窓をあけておいて」との指示がありました。
Please go start your car and wait for me in the car.
うさぎの場合、実技試験の受付けをした人が試験官となりました。
実技試験開始です。
ホーン・ブレーキ・方向指示器の確認
車に乗って待っていると、試験官が歩いてきました。いきなり「ホーンをならして!(Horn)」で、試験開始となりました。
当然ながら、試験官の指示は英語です…。
ホーンの次は、「左(Left Turn Signal)」「右(Right Turn Signal)」と、方向指示器を出す指示でした。
続いて、試験官は車後方に移動し、「ブレーキを踏んで!(Hit the Brake)」、指示器「左(Right Turn Signal)」との指示でした。
車両チェックからのスタートでしたが、本当に言われるがままでした。
聞き取れないときは、
I do not speak English well. When speaking in English, will you PLEASE speak slowly to me?
と言いましょう。
場内試験
もろもろの確認が終わると、場内試験となりました。
走り出した途端、STOPの指示。走行速度は15マイル!!!と突っ込まれました。
15マイルは約24キロです。というか、標識ないでしょ!と思いましたが、ここは我慢です。
そしていきなり、難関の縦列駐車となりました。英語ではパラレルパーキング(parallel parking)といいます。
最近の車にはバックモニタありますが、使用はNGとのことです。
ここはしっかり、バックミラー、サイドミラー、目視で肩越しに後方確認をしながら行いました。
赤い障害物に当たらないように駐車するだけでしたが、そうはいっても緊張します。
また通常、縦列駐車をする場合は、ある程度入れやすいように角度をつけてスタートしますが、試験では、目標に対して車が平行な状態からと指示がありました。
1回目は失敗、もう一度やらせて(ワンモア)!と言ったらそこはOKしてくれました。
友達も、縦列駐車が結構プレッシャーと言っていました。また、日本と車のサイズ感も違いますし、右側通行なので、事前にしっかり練習しておきましょう。
路上試験
縦列駐車が終わると、路上試験でした。試験場を出て、一般道を走ります。
基本は、試験官の言う通りに運転となります。
右折、左折は指示器を出す、一時停止はしっかり止まる、右折時、合流時に注意しながら行えば問題ありません。
そもそも運転試験場まで自分で運転してきているわけですし…。
ただ一つ、言われていることが全くわからない指示がありました。
「Turnabout」の指示です。完全に意味不明で、内容を教えてほしいと言ってもダメとの回答でした。
(後日、動画で確認。)
結局、適当に車を走らせて終わり、指示通りにできませんでした。
その後2-3分走って、路上試験は終了となり、実技試験をスタートした駐車場に戻りました。
試験官から指示のでそうなフレーズをまとめましたので、参考にしてください。
合格発表と免許発行手続き
駐車場に戻ると、その場で合格発表となりました。
うさぎ、めでたく一発合格でした。試験中、試験官は一切笑顔のない状態で、内心ハラハラしていました。
ここで試験官とはさよなら、オフィスで免許発行手続きとなります。
国際免許、日本の免許証、試験官から合格とされた紙を提出します。
$41.1を支払い(Driver License Reinstatement FeeとService Fee)、手続き完了です。
近くの席で待つよう言われました。
5分もしないうちに、隣のカウンターから呼び出しがあり、ここで写真撮影となりました。
その後5分ほどで、写真付きの運転免許証の完成です。
これでめでたく終了です。この日は、実技試験から免許発行まで40分くらいかかりました。